副詞で遊ぶ!!!
- Nico Umuyashiki
- 2021年2月26日
- 読了時間: 2分
英文の意味はアクセントをどこに置くかによって変えられるという内容を、過去の記事の中で紹介しています。しかし、副詞の使い方によっても同様に意味を変えられることをご存じでしょうか。逆に言えば、副詞をどこに配置するかによって、自分の真意とは違う形で相手に伝わってしまいます。ここでは、"I am worried about it."と、"actually"という副詞をベースに説明していきます。
⑴ "Actually, I am worried about it."
このように文頭に"actually"がくる場合は、少しもったいぶるというニュアンスを与えることがあります。自分の言いたいことを少しためたいときに効果的です。
例)
Actually, I think he's the one who stole the money.
実のところ、あいつがお金盗んだんやと思う。
例)〈この場合は、もったいぶるというより、少し考えるというニュアンスがあります。〉
A: Hey, Mary. You think this program is difficult?
B: Actually, It's not. And my name is Beth.
A: なあメアリー、このプログラム難しいと思う?
B: 実際はそうでもないよ。あと私の名前ベスなんだけど。
⑵ "I actually am worried about it."
口語的ですが、be動詞の前に"actually"が来るときもあります。この場合は、「心配をしているか否か」に焦点が置かれており、実際に心配であることを強調したいときに用いられます。
例)
A: You are not nervous, are you?
B: I actually am.
A: 緊張してないよね?
B: いや実際してるよ。
⑶ "I am actually worried about it."
スタンダードな文法ではこれが最も一般的な配置とされます。"actually"の意味以上のニュアンスを与える場合はほとんどありません。また、ここでの"actually" は、フィラーのように、ただそこにあるだけで何の意味もなしていないという場合も多いです。
A: Hey Kevin, this is my friend Mary.
B: No, I’m not. My name is actually Beth.
A: やあケビン、こちら僕の友達のメアリー。
B: 違う。私はベス。
⑷ "I am worried about it, actually."
最後は倒置法的な用法です。「心配である」ということを先に言うことによって、場合によっては少しドラマチックに聞こえることもあります。
例)
I'm the one who stole the money, actually.
お金盗んだの俺なんだよね、実は。
※
"I'm the one who~" 「~なのは私」
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