取り違えたらアウトな2つの表現 "pass out"と"pass away"
- Nico Umuyashiki
- 2020年12月17日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年12月30日
今回は非常によく似た2つの表現、"pass out"と"pass away"を紹介します。"pass"という単語自体は「通る、渡す…」などの多様な意味を持っていますが、これらの二つはこれらとはまったく異なる意味を持つだけでなく、取り違えてしまうと重大な誤解を生む危険性をはらんでいます。
⑴ "pass away"
"pass away"は日本語では「死ぬ、亡くなる」という意味を持つ単語です。死ぬと言えば"die"がありますが、直接的な表現を避けるために私たちが代わりに「亡くなる」を用いるように、英語でも同じような感覚でこの表現を使用します。
例)
My grandpa passed away three years ago.
私のおじいちゃんは3年前に亡くなった。
※
"grandpa" 「おじいちゃん(スラング)」
⑵ "pass out"
"pass out"は「気を失う、気絶する、失神する」という意味を持ちます。同じ意味を持つ表現として、"lose consciousness" "faint" などいろいろなものがありますが、会話の中で最も自然に使われるのがこの"pass out"だと言えるでしょう。
例)
He passed out during the test yesterday.
彼は昨日テスト中に気を失った。
では、最後に二つを混同してしまった例を見てみましょう。
誤用例)
A: I heard he passed away(正しくは"passed out") at the party last night but I think he's alright.
B: Are you serious?
A: 昨日あいつパーティー中に亡くなったって聞いたけど、たぶん大丈夫やろ。
(正しくは「気を失った」)
B: お前本気で言ってるんか。
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